モン・ドールがよく分かる知識が身につく 楽しく学ぶチーズの話

メリークリスマス!!

皆様こんにちは
如何お過ごしでしょうか?

クリスマス真っ只中、目が回るくらい忙しいチーズ販売員のサイトウナオコです。

どなたか一緒にチーズ販売手伝っていただけないでしょうか?

〔ナオコさん〕『ところで、今回ご紹介致しますチーズは、この季節ならではのチーズ、そうですお察しの方も多いかと思います、シーズン限定の《モン・ドール》です。』

二社のモン・ドールこちらは、数あるメーカーの中でも当店で特に人気の高いフランス2社のモンドールです。左がバドーズ社、右がアルノー社

「冬季限定チーズと言えば《モン・ドール》」が、もうすっかり定着し、日頃からナチュラルチーズをたしなむ方にとってはとてもポピュラーにもなり、今や冬の風物詩として本当に大人気のチーズです。

私も毎週(最近は毎日!)のように試食販売しているチーズです。

思えば最近だけでも、何十回何百回?この名前を口にしたか分かりません。今のところ、夢に出てきたり寝言で名前を言ったりはしていませんが、その日はきっと近いことでしょう。

《モン・ドール》は、フランスとスイスの国境ジュラ山脈で、18世紀頃から造られているウォッシュタイプのチーズです。

地元民によりその伝統は共有されてきましたが、フランス産は1981年に《モン・ドール》として、スイス産は2003年に《ヴァシュラン モン・ドール》として、AOC(原産地呼称制度)に登録されました。

登録された名称や製法等は両国では少し異なり(例えばフランス産は無殺菌乳、スイス産は殺菌乳を使用するなど)その為、それぞれ違う味わいが楽しめます

〔ナオコさん〕『ちなみに日本ではフランス産が多く出回っています。スイス産は少なく手に入り難いです。』

(ところで、AOCに登録されていない地域でも、脈々と続く昔からの《モン・ドール》(←この名前は名乗れませんが)は今もなお造られています。)

今回ご紹介している写真の《モン・ドール》はフランス産(フランシュ・コンテ地方ドゥー県)で、当店でも大変人気の高いメーカーのものです。

フランス国内のコンクールでも数々の賞を受賞しています。

〔ナオコさん〕『ちなみに《モン・ドール》という名前は、ジュラ山脈のフランス側にある「金の山」⇒Mont(モン)=山、Or(オール)=金、に由来します。』

《モン・ドール》は、暑さに弱く傷みやすいので夏季には生産されず、8/15~3/15迄と製造期間が限定されていますので、9月下旬~5月初旬くらい迄の販売になり、日本では主に秋冬限定で販売されています。

その為、秋冬の風物詩となり特別なチーズとして、イベントの多いこの時期、ヌーボー解禁やギフト、クリスマスや忘年会お正月にと様々な場面で多くのお客様にご利用いただいています。

《モン・ドール》はジュラ山脈の高地で放牧される牛の生乳から造られるウォッシュタイプのチーズで、その地域のマツ科の樹木エピセア(オウシュウトウヒ)の樹皮を巻いて、そのエピセアで出来た棚で熟成させ、そしてエピセアの木箱に詰められて完成します。

〔ナオコさん〕『まさにジュラ山脈の息吹きを結集させたチーズですね~』

塩水で洗いながら造られる表皮はクリーム色のビロードのようです。

中身は初め、弾力のある固形のチーズですが、熟成に伴い、もったりとしたとろみを帯び、まるでカスタードクリームのようなトロトロの見た目と食感になります。エピセアの香りがたち、香ばしい味わいの奥にミルクの風味が感じられます。

蓋が開いたモン・ドール只今、中熟くらいです。

お好みなので、熟成の若い《モン・ドール》を器から外して食べていただいても構いませんが、やはりトロトロに熟成したものは口当たりも味も格別で、《モン・ドール》の醍醐味が間違いなく味わえます。

ただブランドにより、淡白なものから、味がきつくなるものもありますので要注意です。購入時に販売員さんに確認してみて下さいね。

ちなみに、先述の一枚目の写真の右、リスの絵柄の《モン・ドール》(アルノー社)は、比較的癖がなくあっさりとしていて、ミルクの風味がよく味わえます。

左のカラフルな絵柄はバドーズ社で、初めは食べやすく、熟成すると味わいにコクが増し、燻製のような余韻が味わえます。

その独特の風味が人気の理由ですが、置きすぎますと賞味期限内でもかなりきつくなりますので、購入時にはお味を確認をしてみて下さい。

モン・ドールとパン

〔ナオコさん〕『以前は本当に無名で、一つの《モン・ドール》を売るのに、とても大変だったのを覚えています。』

ナチュラルチーズに慣れていない方もまだまだ多く、そして価格もとても高く、頑張ってやっと一つ売れる、という状況でしたが、今はもう《モン・ドール》自体が大変ポピュラーになったことや、情報の伝達が容易になったこと、ナチュラルチーズに対するお客様の意識や感覚が変わったことで、特に今の時期は一日に何十個と売れる日もあります。

試食は必ず、表皮を取り除いたホールの《モン・ドール》をワゴンに置き、お客様がいらしたら、クラッカーにチーズを添え手渡します。お皿に並べずに、必ず手元からお配りします。

そうしますと、チーズのトロトロ感やダイナミックさ、遊び心等、インパクトをもってお伝え出来るので、どんなに忙しくても手渡しします。

《モン・ドール》を体験してもらう感覚ですね。

皆様嬉しそうで、初めてのお客様も躊躇なく買っていかれます。
《モン・ドール》お見事です。

これからの忘年会やお正月にも大変お奨めです。

皆様、もしもまだ未体験でしたら、シーズン限定の美味しさを、是非この機会に一度お試し下さい。

モン・ドールの簡単フォンデュー   通称フォン・ドールです
焼いたモン・ドールをパンや野菜、ハムやソーセージ等お好みの具材に付けて食べる簡単熱々料理



こちらサイトにも詳しく載っています

http://www.pablo3.com/cheesebook/trivia/montdor/

コメント

タイトルとURLをコピーしました